2010年3月1日月曜日

ネオン

分岐点

2010年2月23日火曜日

坂道

昇天

2010年1月22日金曜日

FLY WITH ME 017--

放たれた矢が、蒼穹に吸い込まれる。
あの雲を射抜こうと、膂力の限り振り絞った。
張力の限界まで。その先に、今にも形が崩れそうな浮かれたハート。
でも、弧を描いて彼方に落ちていく。
そんなものね。
届くことなく、燃え尽きることなく。矢先を向けてはみたものの、天空には程遠く。標的も、嘲笑うかのごとく。やがて、エンジェルダスト。
貫こうか、この想い。
届くことなくとも、また、次の矢をあてがっては、狙い定める。
風に流されぬよう、視点外さぬよう。動じない構えで、衷心より、その中心を捉えて。白糸のような引き雲を残して、ただまっすぐに、それから放物線を描くこの想い。
板額御前が、のり移った気配。叶うまで、弓を引き続ける。寸分の狂いなく、かすれていく浮雲に向けて軌道修正。いくつもある雲間を、縫って行け。
爽快で果てしないブルーは、なんて恨めしいの。

2009年12月22日火曜日

FLY WITH ME 016--

白夜なのか。
白々とした層のさらに上空に留まる夜の帳。遥かに、星屑は凍えるように瞬く。
まだ、降りてこない。
地上には、イルミネーションに交わるイリュージョン、音が溢れている。ここもやがては雪深い晦に埋もれて、いつかすべては嘘のように静けさに包まれる。
このときを駆ける人よ。幾億かの想いを運ぶ一夜、それを気まぐれに照らす月よ。奇跡を待ち、祈り、灯りを絶やさぬ営みよ。
吹雪くことない密やかな深夜、煌煌と照らされたあまりにシルエットしか見えない運び人。でも、軽やかに笑いながら、信じて穏やかに眠る夢枕に、そっと幸せをもたらすという。
ささやかなことでも。
雲は流れず、雪は舞い降りない。待つ耳に届くのは、不思議の鈴の音。青白い澄んだ空気の中、夜通し駆ける音も、朝になればいつもの喧噪に消されて。心の中には、裏切らない魔法が宿っている、そんな平常とは少し違う目覚め。その朝のダイヤモンドダストは、幸せを運んだ人がそこを駆け抜けた証。
握る手には、小さくとも温かな思いやりが届いている、そんなワンシーン。

2009年11月7日土曜日

anniversary